あさきすの心のうち

30歳。裏切られて傷つき引きこもり、退職。からの、これからの話

このネット世界の片隅に

少しだけ自分の属性を公開した。

こんなネットの片隅で、多少の属性を公開したところで

自分の素性にはたどり着かないだろう。

ネットの世界には膨大な情報が溢れているし、

そもそもひとは他人に、大して関心なんてない。

 

もしここに辿り着いたとしたら、貴方はとても稀有なひとだ。

それでもこの文章を読んでくださったことに感謝します。

 

この日記は私の気持ちの整理と、

日々の雑記のために書いているだけ。

自分のなかに溜めているよりは、吐き出してしまった方がいい。

そう、そんな他愛のないもの。

 

けれど、世の中には私のように、あるいは私以上に

苦しい経験をして、誰にも言えずに困っているひとも

他にもいるかもしれない。

 

そんなときに励みになるのは、事情をわかってくれない無神経なひとよりも

気持ちをわかってくれる人や、

同じように悩みながらもがんばっている人だろう。

まぁ、そのひとまで届くかなんてわからないけれど。

けれど、やってみないとわからないのもまた、世の真実。

試してみることは悪くない。

 

Relifeという漫画がcomicoというアプリで連載されている。

最近の話で、大神というキャラが、友人に悩みを吐露できない状態になっている。

そのときの作者の心理描写が絶妙過ぎて、感動した。

 

「なぜ親しい友達に相談できないのか」

それは親しいから、だ。

迷惑をかけたくない。関係を変えたくない。気を遣わせたくない。

だから、「相談して」という言葉では相談できない。

 

「嫌われる勇気」よりも、私は「吐き出す勇気」が必要なのだと思う。

そして、「心から信頼できる仲間」「なんでも受け止めてくれる仲間」

がほしいと思っているのだろう。

 

溜めていった感情は沈殿し、澱のようなものになる。

次第に飲み込まれ、自分を失う。

 

わかるひとにはわかるし、わからないひとにはわからない。

あなたはそう思います。私はそう思いません。

ひとと自分の違いを、認識していないと

世の中では手痛い目に遭う。

 

世の中が「3月のライオン」のような

優しい世界であればいいのに、と思う。

 

私はお人好しだ。すぐに人を好きになり、信用する。

あるいは、必要とされると、断れない。

そのせいで騙され、利用されたこともあった。

けれど人で傷ついたけれど、そこから救ってくれたのも、また人のおかげだった。

だから、私はきっと「人」を大切にすることをライフワークにしていくと思う。

 

私が誰かに傷つけられた経験が

いつか、誰かに優しくできる未来に繋がる気がするから。

 

つまらない悪意に屈して、いつまでも下を向いているつもりはない。

私を傷つけた彼は、何事もなかったように笑って過ごしているわけで

私が進むことで、変えられる世界と出会いがあると信じている。

 

そして、仕事をやめるタイミングがあったから、

改めて、「本当に自分がやりたいことはなにか」

考える機会ができた。

 

わかったことは、私は思っていたよりも、起業家タイプではない。

自分のため、というよりも人のための方が力が出るタイプだ。

そして、ひとりでがんばるよりも、仲間と何かを一緒に成し遂げたい。

もし、他に何かを頑張ろうとしているひとがいて、

それに自分も心から共感できるのなら、一緒にやることだって悪くない。

 

自由になって、なんでもやっていいって状態になって

いざ選ぶ段階になって、それは初めてわかったこと。

 

雇用されるのではなくて、依存するのではなくて、

甘えるのではなくて、利用されるのではなくて、

主体的に、責任をもって、対等に、関われるなら

会社というチームで働くことも、悪くないかもしれない。

 

30歳ということで、いつまでものんびりもしていれない。

結婚したいと思えるひととも出会いたいし、子供もほしい。

だから、いい加減な選択はしたくないし、妥協なく、選びたい。

そして、選んだ道を、誰かのせいにせず、自分で正解にしていきたい。

 

何をするにせよ、どこに行き着くにせよ

次に選ぶ道にやれるだけの覚悟をかけたい。

それだけのひとなのか、魂を見極めさせてほしい。

 

直感的には素敵な仲間になれそうな予感はするけれど

やはり不安な予感も、情報の箇所箇所にある。

 

自分の人生はどこに行き着くのだろう。

それは私にも、誰にもわからない。

 

正解はどこにもない。

「本当は一本道の迷路を、散々迷って人は歩くよ」

というmorohaの歌詞が沁みる。